読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

激昂

友人の逆鱗に触れてから絶交されるまで

絶交までのカウントダウン その1「借金」

f:id:ytdf48cgf:20170321141936j:plain

友人(蓮子)とは仕事で出会い、

意気投合し、主にプライベートで親しくしていた。

よく旅行に行ったり飲みに行ったり

仕事上でも切磋琢磨する仲だった。

出会って間もなく蓮子は結婚。

結婚式にも出席させてもらい友達として晴れの門出を祝福した。

 

ある日、私は取引先の倒産で負債を抱える事になった。

外注先にも支払いがある。

8割が外注で成り立つ仕事だ。

相手先の倒産なんて外注先にとっては関係ない。

支払いの催促が再三きた。

 

困った。


そんな時にかかってきた蓮子からの電話。

只事ではない様子を察したようだ。

 

「どうした?」

「実は・・・・・・」

 

蓮子は60万円という大金を二つ返事で貸してくれた。

ありがたかった。本当に助かった。

無事に外注先に支払いが済み、

1ヶ月後、借りた60万円を蓮子の銀行口座に振り込み返済が完了した。

それから半年後、仕事がうまくいかず家賃の支払いにも四苦八苦した。

また蓮子に15万円を借りた。この時も快く貸してくれた。ありがたいと思った。

「返すのはいつでもいいよ、耳を揃えて返してくれればいつもいいからね」と

言ってくれた。

完済するまで1年半ほどかかったが無事返した。

 

借金をすると友情は崩壊するとよく聞く。

この時は「自分は違う」と思ったのが、

今になってみれば浅はかだった。

もう遅いが、あの時外注先に頭を下げて

もっと待ってもらうべきだったのではないかと後悔している。

 

それから10年近くたった時、私は一人の男性と出会い、

交際半年で入籍した。

 

蓮子もきっと喜んでくれるだろうと思い、

電話ではなく、敢えてFAXで結婚報告をした。

照れ臭いのもあり、それを選択した。

 

「このたび結婚いたしました。」

 

送信して3分後、FAXがきた。

蓮子からだった!

 

「おめでとう!でも水臭い!なんで言ってくれなかったんだ!」


文字の綴り方で気分を害しているのを感じた。

しばらくして蓮子からメールがきた。

激昂していた。

恨みつらみの文面に愕然とした。

それは絶縁状だった。

 

「これまで色々と相談に乗ってきたのに

あなたを信じてきた私がバカだった。

あなたの裏切りでもうあなたを信じらません。

これからはあなたとの付き合い方を考え直します。

あなたが怖いです。」

 

想定外の反応に無性に悲しくなったのが今でも記憶に新しい。

「あなたが怖いです。」という文言が心に刺さった。

私はとてつもなく非道なことをしたのか・・・・・・・・

入籍して浮かれた気分は一気に吹っ飛んだ。

一番喜んでもらいたかったのに・・・・哀しかった。

 

取りつく島もなし。

それ以降、電話しても居留守を使われ、

メールを送っても完全無視。